夏季実習会を開催しました

 こんにちは、義歯専門歯科技工所ルーファスデンタルの早澤です。
 今日は7月6日、8月10日、8月30・31日に開催した夏季実習会の報告をしたいと思います。

7月6日(日)ワンピースフレーム実習会

 この日の実習会は静岡県も暑く、ラボのエアコンも壊れていて(と思っていたら単なる清掃不足でしたスミマセン、汗)ワックス操作にも苦労するような環境の中、岩手県と三重県から2人の方が参加されました。
 1人は実習会の角度計とは違うタイプの角度計をすでに使用していて更に設計理論を深めたい、もう1人はGCコノメーターを手に入れたものの角度設計の書籍を探してもほとんど情報を見つけることができなかったということでルーファスデンタルまでお越しくださいました。
 この実習会はなるべくシンプルに、そして特別な器材や材料を使わなくても翌日から変化を感じられるような内容で構成しています。
 1日の最後に維持力調整まで終えて「なるほどね」「ふんふんふん」とご満足いただけたようで、いつもの実習会のように笑顔でご帰宅されました。

8月10日(日)ワイヤークラスプ実習会

 この日の実習会ではラボのエアコンの清掃も終えて、よく冷える室内へ愛知県と三重県から2人の方が参加されました。
 ワイヤークラスプ実習会はワンピースフレーム実習会と違い、設計、ブロックアウト、ワイヤー屈曲から義歯完成まで全ての工程を順番に実習していきます。
 すでにYouTubeを見ながらアナライジングロッドを曲げて角度設計で義歯製作をしている、このあと開業を予定しているため新しい技術を身につけたいなど、いろんな話をしながら作業が進みました。
 ワイヤークラスプは設計とブロックアウトさえ正確にしておけば重合後の調整はほとんど必要ありません。
 1日の最後にはワイヤークラスプの優れた弾力から生まれるスムーズな着脱感とキャストクラスプにも負けない安定感を味わっていただけました。

8月30・31日(土・日)ワンピースフレーム実習会

 この日の実習会には「近くだったら行きたいんですけどねぇ」というお声がけから「では2日に分けて実習会をしましょうか?」とトントン拍子にスケジュールが決まり、秋田県から2人の方が参加されました。
 1日目の午後からスタートしてワックスアップ、スライド説明、設計・ブロックアウト実習をおこない、2日目の朝から昼過ぎにかけて鋳造、形態修正、維持力調整を実習していただきました。
 また、今回は実習会を2日に分けることで初の懇親会も開くことができました。
 1次会で十分飲み「じゃぁホテルに帰りますか」とタクシーに乗ったのですが「タコとハイボールときたら気になるよね」と100メートルほど走ったところで降車してまた2次会へと向かいました。
 2日目もいつもどおりワンピースフレームのスムーズな着脱感を感じてもらいながら、帰宅の時間まで徹底的に維持力確保のための模型の見方を繰り返し復習して2日間の実習会が終了しました。


 今回は7、8月に開催した3回分の実習会をまとめて報告をさせていただきました。
 この実習会には初めて角度計に触れる方をはじめ、すでに角度設計で義歯製作をしている方も多く参加されています。
 今年も残りが短くなってきましたが、11月23、24日の連日でワンピースフレーム実習会とワイヤークラスプ実習会を開催予定です。
 まだ両実習会とも参加者を募集していますので、この機会にぜひ角度設計を体験してみてください。
 詳しい実習会の内容はページバナーからご覧いただけます。
 今回の報告は以上です。ありがとうございました。

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