11月の実習会を開催しました

 こんにちは、義歯専門歯科技工所ルーファスデンタルの早澤です。
 5月と7月にも実習会を開催していたのですが、今日は久しぶりに11月24日(日)に開催した実習会の報告をしたいと思います。


 11月24日の実習会には山形県、山梨県、静岡県内から3名の方が参加されました。
 今回からルーファスデンタルでおこなっている「把持ポイントの全てをアンダーカットに入れる」維持装置の製作方法を上顎両側遊離端欠損のケースを使って実習しました。
 いつも通り朝1番でワックスアッップをして、鋳造待ちの間にスライド解説、昼食をはさんで設計・ブロックアウト、実習会の最後にキャストされた維持装置を適合調整と維持力調整に分けて体験していただきました。
 この実習会では感に頼ることなく適切な維持力が確保できるように設計から維持力調整まで角度設計の特徴を盛り込んで法則化してあるため、ケースごとに迷うことなく対応することができると思います。
 今回もいつも通りの着脱感で、無事に実習会を納品することができました。

実習会参加後の感想さ

O様から自習会終了後の当日に感想をいただきました

 今回の実習会で3点把持、4点把持が重要だと気づきました。
 これまで僕がアンダーカットゲージでやってきた事とは全く違う考えでしたので驚きましたが、あの着脱の感覚は本当に良いものですね。患者さん取りも外しやすいのに、安定していて歯にも優しいと思います。
 これまで散々クラスプ作ってきましたが、今日の研修で考えが変わりました。
 すぐ臨床に落とし込んでいきます。ありがとうございました。


F様から数日後に義歯の完成動画、把持ポイントの設計図を送っていただきました

 片側のケースがありましたので早速作成してみました。設計はシラバスを見ながらかなり時間をかけてしまいましたが、何とか設計することができました。
 個人的には、今まで自分が作成していたものより遥かに良いものになったと実感しております。
 また、このような片側のケースですと写真のような把持ポイントでよろしいでしょうか?
 正直、僕もこんなにすぐに結果が出るとは思っていなかったので自分でも感動しております。
 まだ1ケース目なので油断はできませんが、これから色々なケースをシラバスを見ながら慣れるまで頑張ってみようと思います。
 今までの設計よりかなり良いものになったので、まだ慣れませんが設計の工程が楽しくなりました。
 また疑問点がありましたら質問させていただくかもしれませんが、その時はよろしくお願い致します。

※参加者様のコメントから許可をいただいてブログ用の文章として編集してあります


 次回の実習会は来年1月開催分がすでに満席(キャンセル待ち受付中)になっていますが、3月開催分に1席の空席があります。
 これまで義歯を作って来られた方も、これから義歯製作を始めようと考えている方も、ぜひ実際に手で触ることができる実習会にご参加ください。
 
 ルーファスデンタルでは日々設計方法をブラッシュアップしていますので、以前実習会を受講された方も「自分のときよりも変化してる」と思ったら気軽にお声がけください。

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